年齢とともに白髪が気になる人は多いはずです。
そんな白髪を黒くする最もポピュラーな方法が白髪染めですが、髪が伸びる度に繰り返し染めなければならないので、髪を傷める原因にもなります。
では、白髪染めによる髪の傷みを防ぐ方法はあるのでしょうか。
白髪染めを繰り返ししていると、髪がパサパサになるって悩みないです?
白髪染は髪を傷めるタイプの種類も多いので、何も知らずに白髪染めをしていると、髪がパサパサになるのは当たり前なんだ。
今回は原因と対処法を詳しく紹介して行くよ。
(オシャレなイケメン美容師です。とってもノリが良くて知識が豊富な美容オタクです。見た目は怖そうですが後輩思いの優しい先輩です。)
私もお客様に教えてあげたいので、ぜひ一緒に勉強させてください。
(もうすぐスタイリストのクマちゃんです。売れる美容師を目指して勉強中です。見た目とは違ってかなり細かい性格です。)
じゃぁ、スタートしていこう。
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白髪染めで髪がパサパサになる原因
1 白髪染めによるダメージ
白髪染めには髪を染めるための成分が入っていますが、白髪は髪の色素がないためにより染色効果の高い薬剤で染めなければ効果がでにくいです。
なお、染色効果が高いほど薬剤はアルカリ性となり髪にダメージを与えてしまいます。
また、白髪染めの中には白髪を染めるだけでなく、黒い髪も一旦、ブリーチで脱色し色を与えるタイプのもあります。
ブリーチ効果のある白髪染めはブリーチによるダメージも加わりますので、一層髪がパサパサになる原因になります。
明るく染まる白髪染めはブリーチ効果があるっていうのは知っていますよ!
そんな白髪染めを使って、毎回全体染めをしていると髪が傷んでパサパサになるんだ!
だから、リタッチ染めをうまく使わないと絶対に髪が傷むから注意だよ。
根元の白髪が気になるだけなら、リタッチ染めで充分ですもんね。
いい美容師になりそうだよ。
2 髪の水分量
髪の色素はメラニンという物質によるものですが、白髪にはこのメラニンがありません。
なお、このメラニンは髪の内部に水分を留めておく働きもあります。
つまり、色素がない白髪にはメラニンもないため、水分を蓄える力が弱いです。
また、本来メラニンがあった部分は空洞化してしまうのも、乾燥に弱い理由のひとつです。
こうした理由から白髪は元々、乾燥しやすい性質を持っているので、白髪染めが乾燥を助長させてしまうことに繋がります。
だから白髪の多い人は髪を保湿してあげないと、パサパサに見えるんだよ。
お客様の悩みを解決してこそ、本当の売れる美容師になれるから!
お客様の悩みを改善するために、どんどん提案していってあげよう。
3 白髪はパサパサに見えやすい
黒髪は光を反射しやすいのですが、白髪は光を吸収してしまうので、もともとパサパサに見えやすい髪質です。
健康な黒髪と健康な白髪を比較しても、白髪の方がパサパサに見えやすいのです。
ですから白髪の方は、髪がパサパサに見えないようにヘアケアをすることが大切です。
黒髪の時はあまりパサパサに見えなかったけれど、白髪が出てきた途端に髪の毛がパサパサに見えるという方は、白髪はパサパサに見えやすい性質を持っていると言うことを覚えておきましょう。
髪の毛のダメージに関係なく、白髪はパサパサに見やすいんだ。
健康な白髪でもパサパサに見えるから、今流行のグレイヘアの人は、メンテナンスが大切なんだよ。
白髪染めをやめて、グレイヘアにしているお客さんも何人か知っているので、こちらの方にもヘアケアの重要さを提案していきます。
白髪染めで髪がパサパサするときの対処法
原因をお客様にお伝えして、その人に合う対処法を提案してこそ本物の美容師だ。
美容師は髪のお医者様でもあるから、改善方法や対処法を教えてあげることも絶対に重要だよ。
ぜひ教えてください。
飛ばしていくよー!笑
対処法1 髪が傷まない白髪染めを使う
通常の白髪染めは薬剤で髪の表面のキューティクルを開かせて脱色し、そこから色を入れていきますが、一旦開いてしまったキューティクルは完全には元に戻らず、内部の水分が失われて乾燥する原因になってしまいます。
しかし、白髪染めトリートメントやヘアマニキュア、白髪染めシャンプーはキューティクルを開かせることなく白髪を徐々に染めていくタイプの白髪染めなので、通常の白髪染めより髪が傷みにくいです。
自分で白髪染めをしている方で、髪がパサパサするお悩みの方は、髪の毛にダメージの出ない白髪染めを使うのも1つの方法です。
普通の白髪染めは塗るテクニックも難しいし、髪にダメージを与えるので、自分で白髪染めをしている人にはオススメできないね。
もし普通の白髪染めをして明るいヘアカラーにしたい場合は、美容室でやってもらったほうがいいですよね。
髪の毛を傷めたくないお客様は、ぜひ美容院へお越し下さいませ。お待ちしております。
対処法2 暗めの色で染める
白髪染めをする際、白髪を目立たなくさせるために全体を明るくする人も少なくありません。
しかし、暗い色の方がしっとりとした質感に見えるために、明るい色は見た目の上でもパサパサに見えてしまいます。
なお、明るい色にするということはそれだけ黒い髪の色素をしっかりブリーチ剤で抜かなければなりませんので、より一層パサつく結果になってしまいます。
また、自毛よりも明るくすると新しく生えてくる黒髪との色の差が不自然になりやすく、染める頻度が高くなりがちという点でも、パサパサになりやすいと言えます。
明るめの白髪染めは白髪が浮きやすいと言うところもあるし、ちょっと暗めの方が、髪に艶が出て見やすいんだ。
またお客様に提案していきます。
対処法3 洗い流さないトリートメントを利用する
白髪のパサつきはダメージの少ない白髪染めを利用することも大切ですが、日々のヘアケアも重要です。
中でもおすすめなのが洗い流さないトリートメントです。
一般的な洗い流すトリートメントに比べると洗い流さないトリートメントはキューティクルをコーティングする効果が高く、髪の水分の蒸発を防いでくれます。
また、髪の表面をコーティングすることで、艶やかな質感に見えるので、視覚的にも白髪のパサつきをカバーする効果に優れています。
オイルタイプの洗い流さないトリートメントが、洗い流さないトリートメントの中では最もツヤを出す効果が高いんだよ。
※関連記事 洗い流さないトリートメントオイルおすすめ人気ランキング!髪の乾燥を防ぐ7つ。
対処法4 シャンプートリートメントを保湿効果の高い商品に変える
洗い流さないトリートメントだけでなく、洗い流すタイプのトリートメントも保湿効果の高いものに変えると、より一層パサつきに効果的です。
また、一般的なシャンプーの中には洗浄力が強すぎて髪のパサつきの原因になる場合があります。
そこでおすすめするするのがアミノ酸シャンプーです。
アミノ酸系洗浄成分が含まれるシャンプーは、髪の毛に含まれているアミノ酸と脂肪酸によってできているので、刺激が少なくマイルドな洗いあがりが特徴です。
白髪染めをしている方には洗浄力がマイルドな、アミノ酸シャンプーがオススメです。
シャンプーが悪いとどんなヘアケアをしても、どんどんパサパサになっちゃうから要注意だよ。
髪のパサパサを改善するためにはトリートメントに注目しがちだけれども、きれいな髪の毛を維持するためには、シャンプーが最も重要なんだ!
絶対に覚えておいてね。
美容師の鏡だと思います。素敵です。
シャンプーの大切さこれからもお客様にお伝えしていきます。
※関連記事 パサパサ髪をしっとり改善!美容師おすすめシャンプートリートメント7選
対処法5 シャンプーの後はすぐにドライヤーで髪の毛を乾かす
髪の毛は濡れたままにしておくと、開いたキューティクルからどんどん水分が失われてしまいます。
ですから、シャンプーの後は自然乾燥ではなく、なるべく早めに乾燥させることも大切です。
なお、ドライヤーで乾かす際の注意点ですが、ドライヤーを髪からある程度離して、温度が上がりすぎないようにしましょう。
また、ドライヤーを終えて、髪の毛が熱を持った状態のままだと水分が失われやすいので、ドライヤーの最後は熱風ではなく、冷風で乾かすのもポイントです。
白髪染めをしている方は、シャンプーの後はすぐにドライヤーを使って髪の毛を乾かそう。
対処法6暖色系の色で染める
髪の毛のパサパサを改善したい方は、白髪染めの色を暖色系に変更してみましょう。
暖色系とはオレンジや赤、ピンク、紫など暖かい色の総称です。
暖色系のカラーは髪の毛にツヤを出す効果があります。
逆に今流行のアッシュ系やマット系などは、赤みのない寒色系カラーと言われていて、髪の毛をパサパサに見せてしまいます。
髪の毛にツヤが欲しい方は暖色系カラーがオススメです。
とってもおしゃれな色だけど、髪の毛のパサパサが嫌って言う人には向かない色だからね。
覚えておいてね。
髪がパサパサになる白髪染めの見分け方
髪の毛がパサパサになってしまう白髪染めを見分ける方法って知ってる?
もう一度勉強したくなっちゃいました。教えてください。
1 パッチテストがある白髪染め
白髪染めトリートメントなどはパッチテストが必要ないですが、一般的な白髪染めにはパッチテストが必要です。
パッチテストの目的は皮膚がアレルギー反応を起こさないかどうか調べるためですが、パッチテストが必要ということはそれだけ刺激が強い白髪染めです。
パッチテストが必要な白髪染めは髪に与えるダメージが大きく、繰り返すことで髪の毛がパサパサになってしまいます。
とても重要なポイントなので、ぜひ覚えておこう。
2 自毛を明るく染めることができる白髪染め
明るい色にできる白髪染めには、色素を抜くためのブリーチ成分が多く含まれています。
白髪染めのブリーチ効果が高いほどキューティクルの内側にあるメラニン色素が破壊されてしまい、水分を内部にとどめておくことができなくなります。
つまり、明るくできる白髪染めよりも暗くなるタイプの方が、髪の毛には優しいということです。
3 カラーバリエーションが多い白髪染め
ヘアカラーと言われる一般的な白髪染めの場合、カラーバリエーションが多いということは、一度脱色してから着色していくため、髪を傷める白髪染めであることが多いです。
しかし、白髪染めトリートメントや白髪染めシャンプーなどの場合、ブリーチ剤は配合されていませんので、カラーバリエーションは少なくなってしまいます。
カラーバリエーションが多い白髪染めの場合は、髪を傷める白髪染めであることが多いです。
逆に色の種類が5種類以下の場合は、ブリーチ効果のない白髪染めとみてもいいと思ったよ。
ヘアマニキュアはカラーバリエーションが多いので、こちらは対象外だけどね。
4 塗っているときに匂いがツーンとする白髪染め
白髪染めと言えばツーンとする独特の臭いがありますが、この臭いの原因はキューティクルを開くためのアルカリ剤です。
つまり、ツーンとする臭いが強ければ強いほどキューティクルを開かせる力が強いため、その分だけ髪がパサパサになってしまう可能性が高くなります。
しかし、白髪染めには独特の臭いを和らげるための香料などが使われていることもあるので、臭いだけでは判断しづらい部分もあります。
確かにお客様にはわかりにくい違いかもしれないね。
とりあえず、刺激臭のある白髪染めの場合は、髪を傷める場合が多いと言うことだけ伝えておこう。
髪がパサパサにならない白髪染めのオススメは、トリートメントタイプ
髪がパサパサにならない、オススメできる白髪染めは、やはりトリートメントタイプです。
トリートメントタイプであれば髪の毛を傷めることなく、同時に髪の毛のケアもできます。
しかも、アレルギーや頭皮の炎症といった心配もなく、肌が弱い人でも安心して使用できます。
また、毎日お風呂で簡単に白髪染めができるので、ヘアカラーに比べても煩わしい手間がかからないという特徴もあります。
おすすめ!トリートメントタイプの白髪染め
・ルプルプヘアカラートリートメント
公式サイトダメージ0のルプルプ白髪用ヘアカラートリートメント
アマゾンで最安値を比較市販のトリートメントタイプの白髪染めの中では、白髪を染める効果とトリートメントの効果のバランスが非常に良い商品なので、髪の毛の長い女性に人気があります。
しかも、髪の毛にツヤを出す効果も高いので、髪の毛がパサパサする人にもオススメです。
1回の使用で毛先までしっかりと色が入るところも人気の理由です。
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※商品の価格や詳細情報は公式サイトをご覧ください。
お勧めの理由は、
・髪の毛を傷めないこと
・使い方が簡単なこと
・頭皮トラブルを心配しなくてもいいこと
などです。
自宅で自分で白髪染めをしている方には安全な白髪染めがいいですよね。
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ヘアカラートリートメントの口コミランキング9選!白髪染めにおすすめ
まとめ
髪の毛の悩みであれば、もっともっと時間関係なく話せるので、名残惜しいですが、今回はこれぐらいにしておきましょう。
またわからないことが、あったらぜひ教えてくださいね。
(美容に対してすごく熱心なんだけど、熱くなりすぎてちょっと話が長いのが問題かな。。そこだけ改善出来るように、ちょっとずつ指導していこうっと。笑)
以上、(白髪染めで髪がパサパサになる原因と対処法!全部教えちゃいます)でした。