歴史上の人物にも多かった統合失調症。うつ病等と症状が似ていて、現代では100人に1人位の割合で統合失調症の人がいると言われています。統合失調症は誰もが発症する可能性のある病気です。統合失調症の原因と症状、基礎知識を覚えておきましょう。
統合失調症の原因とは
統合失調症の原因とは、未だにはっきりと解明されていないのが実情です。現在のところストレスや遺伝、環境の変化、脳の変化など、いくつかの要因が複合していると考えられています。
統合失調症には、かかりやすい性格の傾向が有り、内気でおとなしい人や人見知りが激しくひとりでいることを好む人、人と交わるのが苦手なコミニケーション障害のある人などです。強く叱られると落ち込みが激しい人も、統合失調症になりやすいと言われています。
すべての人に当てはまるわけではありませんが、統合失調症との関係性は現在でも研究されています。
統合失調症の症状とは
統合失調症の症状とは、意欲がなくなり何事に対してもやる気がでない症状と、妄想や幻覚などを見る症状、瞬時に物事を判断できない症状などが有ります。
このような症状は精神機能がうまく働かなくなり、脳が瞬時に適応できなくなることで起こる統合失調症特有の症状です。統合失調症は脳内の考える機能や分析する機能が失調している状態で、一般社会においては様々な弊害を及ぼします。
統合失調症の疑いがあった歴史上の人物
歴史上の人物にも統合失調症の疑いがあった人がたくさんいると言われています。統合失調症の歴史や基礎知識として覚えておいてください。
・ゴッホ
ゴッホの作品の中には統合失調症の影響が見られると、多くの専門家が考えていました。
・草間彌生
草間彌生も幼少の時から統合失調症を患い、それでも絵を描き続けていたそうです。草間彌生の統合失調症の症状は幻聴や幻覚が多く、その症状を絵に表現していたと言われています。
・夏目漱石
夏目漱石の場合は多くのエピソードからうつ病ではないかと言われています。しかし、引きこもりの事実や世の中に対して悲観的な考えなどもあり、統合失調症の症状とよく似ています。本をかき続けていることからも統合失調症の可能性が高いと思われます。
・芥川龍之介
35歳の若さで自殺した芥川龍之介も、不眠症や幻覚などの統合失調症の症状に多く見られる症状を発症しています。
・太宰治
太宰治も統合失調症ではないかと噂されている作家です。多くの人と人間関係がうまくいかずトラブルを起こし、感情も不安定な状態が多かったと言われています。
※ 統合失調症の有名人を見ていると芸術的な才能を持っている人が多くいると思います。誰にも影響受けず1つのことをやり続けられることは、統合失調症の良いところでは無いでしょうか?現在のコミニケーションを必要とする社会の中では一風変った人に見られますが、1つのことをやり続けれる特徴のある人と捉えて、病ではなく個性と見て付き合っていくことが望ましいように思われます。
まとめ
統合失調症とは誰でもかかる可能性のある病気です。
症状が気になる方は専門医への相談をお勧めしています。
以上、(統合失調症の原因と症状!基礎知識の紹介)でした。